春のスカーフは、複雑な巻き方をいくつも覚えなくても楽しめます。まずは首にかけて軽く巻き、手持ちのジャケットやコートに合わせるだけでも取り入れられます。少し形を変えたいときは、基本の折り方や簡単な結び方を一つ試してみると、使い方の幅が広がります。
私も春先の肌寒い日にスカーフを使います。普段使うのは正方形で大きめのシルクや綿のスカーフで、首にかけて軽く巻くシンプルな使い方が中心です。巻き方がワンパターンになりやすいと感じているため、この記事では普段の使い方を軸に、無理なく試せる折り方と巻き方に絞って紹介します。
まずは首にかけて軽く巻く
私が普段しているのは、スカーフを首にかけて軽く巻く方法です。複雑な形は作らず、ジャケットやコートに合わせて使います。
首のシワが気になり、首まわりをあまり出したくないと感じていますが、隠すための特別な巻き方をしているわけではありません。大きめのスカーフも、首元にかけて軽く巻いています。
きれいな結び目を作ることより、次の点を鏡で見ると取り入れやすくなります。
- 首が苦しくないか
- スカーフの端が長く垂れすぎていないか
- ジャケットやコートの襟元と重なりすぎていないか
- 柄の見せたい部分が正面に出ているか
巻き方がいつも同じになっても、合わせる服や表に出す柄の位置を変えると、手持ちのスカーフを使うきっかけになります。
正方形スカーフを帯状にする「バイアス折り」
スカーフをすっきり巻きたいときに使える基本の折り方が、バイアス折りです。正方形のスカーフを帯状に整えます。
- スカーフの裏面を上にして広げます。
- 向かい合う上下の角を中心へ折ります。
- もう一度、上下を中心へ折ります。
- さらに折って帯状にし、巻き方に合わせて幅を調整します。
折る回数や仕上げる幅に一つの正解があるわけではありません。スカーフの大きさや、首元に出したいボリュームに合わせて調整できます。
少し変化をつけたいときの「ループノット」
いつもの使い方から少し変えてみたい場合は、基本的な巻き方の一つであるループノットを試せます。
- スカーフをバイアス折りにします。
- 中央付近に緩い結び目を一つ作ります。
- 結び目を前にして首へ巻き、片側の先を結び目へ通します。
- もう一方の先も結び目へ通し、全体の形を整えます。
結び目を締めすぎず、首まわりに無理のない位置で整えます。いつもの軽い巻き方に少し変化をつけたいときの選択肢です。
春のスカーフは素材名だけで決めない
私はシルクや綿のスカーフを使っています。
シルクには、しなやかな風合いや光沢、吸湿性などの特徴があります。綿は水分を吸いやすい繊維です。ただし、軽さ、暖かさ、透け感、乾きやすさは、素材名だけでは決まりません。生地の厚さ、織り方、混用率、加工によっても変わります。
春に使うスカーフを選ぶときは、表示された素材名だけで判断せず、次の点を実物で見て選びます。
- 首に触れたときの肌触り
- ジャケットやコートの中でかさばらない厚さか
- 巻いたときに欲しいボリュームになるか
- 手持ちの服と合わせやすい色や柄か
「シルクだから春向き」「綿だから涼しい」と決めるのではなく、そのスカーフの生地感と使う日の服装を見て選ぶ方が具体的です。
色と柄は顔まわりと服の両方に合わせて選ぶ
顔の近くに置く色によって、肌色の見え方が変わることはあります。ただし、特定の色なら誰の顔も明るく見えるとは限りません。見え方は肌との組み合わせ、照明、スカーフが見える面積などでも変わります。
色や柄を選ぶときは、スカーフだけを見て決めず、鏡の前で顔の近くに当ててみます。さらに、合わせたいジャケットやコートと一緒に見ると、スカーフだけが浮いて見えないか、柄が隠れすぎないかを判断しやすくなります。
接客・販売では、スカーフのコーディネートや巻き方を提案した経験があります。コーディネートを考えるときは、スカーフ単体ではなく、合わせたい服と一緒に見ると、色や柄のバランスを判断できます。
季節によって使う目的を変える
私は、春先の肌寒い日には服装に合わせて使い、夏は日焼け防止、冬は寒さ対策としてスカーフを使います。おしゃれのワンポイントとしても取り入れています。
夏に首元をスカーフで覆うことは、肌へ直接届く紫外線を減らす方法の一つです。ただし、シルクや綿という素材名だけでUV性能を判断することはできません。生地の目の詰まり方や加工などでも違いがあるため、UVカット性能を重視する場合は商品の表示を見ます。暑い時期は、無理なく着けていられる厚さや通気性も考えて選びます。
冬の暖かさも素材名だけで一律には決まりません。生地の厚さや織り方、首元を覆う範囲によって違うため、実際に巻いた状態で判断します。
まとめ
50代の春のスカーフは、難しい巻き方をたくさん覚える必要はありません。まずは大きめの正方形スカーフを首にかけて軽く巻き、手持ちのジャケットやコートとのバランスを見ます。
巻き方がワンパターンになりやすいと感じたら、バイアス折りやループノットを一つ試す、表に出す柄の位置を変える、合わせる服を変えるといった小さな変化から始められます。素材や色の効果を一律に決めつけず、肌触り、厚さ、顔まわりでの見え方を自分で比べながら、使いやすい方法を選んでみてください。
参考情報
- 一般財団法人大日本蚕糸会 蚕糸・絹業提携支援センター「未来に残したいシルクの文化」
https://silk.or.jp/wp-content/uploads/silk_history.pdf - 一般財団法人日本綿業振興会「トピックスバックナンバー2014年秋」
https://cotton.or.jp/topicsback2014-11.html - 株式会社丸加 Marca「簡単おしゃれ!スカーフの巻き方公開中!」
https://marca.co.jp/blog/scarfhowtowind/ - 株式会社ファンケル「秋のファッションを楽しむ『スカーフ簡単アレンジ術』」
https://www.fancl.co.jp/clip/recipelife/living/2310/index.html - 一般社団法人日本色彩学会『日本色彩学会誌』「顔の肌色印象に対するスカーフ色の影響」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcsaj/42/3%2B/42_201/_article/-char/ja - 環境省「紫外線環境保健マニュアル2015」
https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full/matsigaisen2015_full.pdf

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